akechi’s diary

今日も大丈夫です

【190817】観た:へレディタリー/継承

さ、最悪~~~!

 

【あらすじ】

グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。娘のアニーは夫、高校生の息子、そして人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に家族を亡くした哀しみを乗り越えようとする。自分たちがエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでいたことに気づかぬまま…。やがて奇妙な出来事がグラハム家に頻発。不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声がする、暗闇に誰かの気配がする…。祖母に溺愛されていたチャーリーは、彼女が遺した"何か"を感じているのか、不気味な表情で虚空を見つめ、次第に異常な行動を取り始める。まるで狂ったかのように…。そして最悪な出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊。さらに想像を絶する恐怖が一家を襲う。"受け継いだら死ぬ" 祖母が家族に遺したものは一体何なのか?

youtu.be

 

『へレディタリー』、大枠としては怪現象×家族崩壊劇、のわりと古典的な洋ホラー。ただアリ・アスター監督は「悪趣味」のパラメーターがバグっている狂人……。前例のない気分悪表現をバンバン登場させて、いわゆる洋ホラーを換骨奪胎、自分のものにしてしまった。どう考えてもキーキャラクターの女の子を「ああやって」消費するの、どういう神経をしているんだ。本当に良くなくって、気分が悪い。つまり最高……。

 

以下はアリ・アスター監督の次作『ミッドソマー』のトレイラー。この時点で「ロクなことが起きないんだろうな…」という不穏さがすごい。日本公開日、いつになるんだろう。

youtu.be

 

ところで「換骨奪胎」という言葉は意外と使いどころが多いながら、すごく頭が良さそうなことを言っているように見える貴重な表現だと思っている。こういう言葉を、どんどん使っていこう。