akechi’s diary

今日も大丈夫です

【190904】ロケットの発射基地は赤道近くに建設される。なぜか。

できる限り毎日書こうと思っていたのに3日も間が空いてしまった。9月初週、やけに仕事が降ってくる。「忙」…。タイトルの理由は記事の最後にて。

 

 

バイコヌール宇宙基地の廃墟

バイコヌール宇宙基地の廃墟

 

 

「バイコヌール宇宙基地の廃墟」という写真集がKindle Unlimitedで無料だったので、ダウンロードしてみた。
バイコヌールというのはカザフスタンの都市名で、現在はロシアが管理しているらしい。現ロシア=旧ソ連の宇宙基地、つまりアメリカ-ソ連間の宇宙開発競争における、東側の中心地だったということでもある。調べてみたらスプートニクもこのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたとのことだ。写真には開発途中で遺棄されたスペースシャトルにめちゃめちゃ鳥の糞が積もっている情景が写し取られていたりして、スペースシャトルってこんな潔く放置されることあるの??という感じ。旧共産圏の胡乱さみたいなものが感じられてすごく良い。あとこういう、何らかの理由で人類がいなくなった後の文明跡を想像するとなんとも言えない気持ちになる。ネヴィル・シュートのSF小説渚にて』を読んだときにも似たようなことを思ったな。『渚にて』は超超超傑作なのでぜひ読んでほしい…。

 

ところでこのバイコヌール宇宙基地、いまも稼働しているらしく、「どういうこと??」と思ったら、なんのことはない、そもそも宇宙基地の敷地面積が福岡県くらいあり、遺棄されたもの、現役のもの、合わせていくつもの施設があるということ。スケールやば……。

 

 

【タイトルの答え】

赤道に近い(低緯度)のほうが地球の自転による遠心力をロケットの打ち上げに効率よく使用できるから…らしい。こういう宇宙規模のアイデア、めちゃめちゃグッとくるな……。ちなみにバイコヌール宇宙基地は北緯45度と、比較的高緯度。